コラム

ハロウィンの警備|警備内容と必要な資格は?

ハロウィンの警備|警備内容と必要な資格は?

10月31日はハロウィンです。各地でイベントが行われたり、仮装した人が集まったりと、路上や特定の地域が非常に混雑することが予想されます。

ハロウィンで混雑すると、事故やけが人、暴力行為や犯罪行為などが発生する可能性があります。人の流れをスムーズにしたり、不審者や犯罪行為を警戒するためにも、警備員の配置を検討する必要があります。

この記事では、ハロウィンの警備が必要な理由と、ハロウィンでの警備で注意したい点について解説します。

2022年のハロウィン警備は数百人体制

2022年のハロウィンは3年ぶりに自粛要請のないハロウィンだったこともあり、多数の参加者による混雑が予想されていました。

警視庁が数百人規模で警備にあたり、民間警備員も約100人ほど配置されていました。ピーク時には6,300人ほどの参加者が集まりましたが、厳戒態勢による警備の強化もあり、大きな混乱やトラブルはなかったと言われています。

参照:ハロウィーン直前 夜の渋谷に一時6300人 警備徹底へ

ハロウィンで警備が必要になる理由

ハロウィンで警備が必要になる理由

ハロウィンでは、混雑による事故やトラブルが起こる可能性があり、警備は必須だと言えます。

ハロウィンで起こりうるトラブルと、警備が必要な理由について解説します。

混雑、渋滞による事故の可能性

ハロウィンでは、多数の来場者、参加者が来ることで特定の地域やイベント会場付近が混雑することが予想されます。

道路上で人が密集することで将棋倒しになったり、交通事故が発生したりしてけが人がでる恐れがあるため、警備員を配置して人が過剰に密集するのを防ぐ必要があります。

進行停止や一時停止、立ち入り禁止、入場規制などの指示を行って、できるだけスムーズに通行できるよう誘導することが重要です。

暴力行為・犯罪行為への警戒

人が密集している場所はトラブルが発生しやすく、暴力行為に発展したり犯罪行為が行われたりする可能性も考えられます。

警備員を配置することで暴力行為や犯罪行為の抑止になるほか、不審者に声かけをしたり現行犯を取り押さえて警察に引き渡したりすることも可能です。

ただし、警備員は警察官とは権限が異なるので、取り調べや移動の命令はできないので注意が必要です。

警備員の権限については、以下の記事で詳細に解説しているのでこちらもご参照ください。

ハロウィンで行うべき警備

ハロウィンで行うべき警備

ハロウィンで重点的に行うべき、以下の警備について解説します。

  • 雑踏警備・交通誘導
  • イベント会場での案内、誘導
  • 緊急時の対応

雑踏警備・交通誘導

ハロウィンでは、路上の人や車の流れを誘導する、雑踏警備や交通誘導が必要です。道路や広場、イベント会場付近で人が密集しすぎないよう人の流れを誘導するため、ハロウィンが行われる地区や周辺の人員整理や誘導を行います。

また、渋滞による混乱が予想されるので、事故防止のためにハロウィンが行われる地域や会場周辺の交通誘導も必要となります。交通規制が敷かれている場合は、その対応も行います。

交通誘導について、以下の記事でも詳細に解説しているのでこちらもご参照ください。

イベント会場での案内、誘導

イベントを行う場合は、イベント会場での案内や誘導も必要です。イベントをスムーズに進行させるためにも、進行方向の案内や誘導を行います。場合によっては入場規制を行うこともあります。また、立入禁止区域に人が立ち入らないよう監視することも重要です。

多数の来場者により混乱が生じる可能性がある場合は、必要に応じて入場規制を行うこともあります。よりセキュリティを高めるため、手荷物検査をするのも1つの方法です。

イベント警備は、雑踏警備とも呼ばれ、警備業法で2号警備に分類される業務です。雑踏警備について以下の記事で詳しく解説しているので、あわせてご覧ください。

緊急時の対応

ハロウィンイベント会場や開催地において、怪我人、急病人、迷子などが出た場合は保護して対応するのも警備員の業務の範疇です。

また、不審者や不審物が出た場合も、来場者の安全を確保するためにしかるべき対応をする必要があります。

イベント警備において必要な警備や仕事内容について、以下の記事で解説していますのでこちらもご覧ください。

ハロウィンの警備に必要な資格

ハロウィンの警備に必要な資格

ハロウィンの警備は、警備業務の分類でいうと雑踏警備にあたります。雑踏警備の現場には、雑踏警備業務検定1級もしくは2級の有資格者を1名以上配置しなければならないと定められています。

ハロウィンの警備を警備会社に依頼する際は、雑踏警備業務検定の有資格者の人数についても確認しておくのがおすすめです。

ハロウィンはさまざまな場所でイベントが開催され、警備員派遣の依頼が増えると予想されます。イベントまで間がないと警備員が足りず派遣できなくなる可能性もあるので、前もって警備会社に依頼しておくのがおすすめです。

ハロウィンイベントの日時や場所、重点的に警備したいポイントなどを前もって警備会社に伝えておき、入念な警備計画を立てて当日の警備にのぞみましょう。

まとめ

ハロウィンでは多数の来場者や参加者による混雑が予想されるので、事故やけが人の発生、犯罪行為や暴力行為などに警戒するため、警備員の配置が必要になる場合があります。

ハロウィンの警備に必要な雑踏警備では、雑踏警備業務検定1級または2級の資格所持者を1名以上配置する必要があります。警備会社にハロウィン警備を依頼する際は、資格を所有している警備員がいるかどうかについても確認しておきましょう。

ハロウィンでは各地でイベントが行われることが予想されるので、期日が近くなると警備員が足りなくなる可能性もあるので、前もって契約しておくことをおすすめします。

警備ドットコムでは、警備会社と依頼者のマッチングを行っています。ハロウィンでの警備を検討している場合は、ぜひ警備ドットコムにご相談ください。

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