コラム

  • ホーム
  • コラム
  • 警備4号の業務はボディガード!業務内容について解説

警備4号の業務はボディガード!業務内容について解説

警備員4号の業務はボディガード!業務内容について解説

求人情報を見ていると、警備員の仕事の募集を見かけたことがあることでしょう。

その業務内容は、施設や工事現場などの警備がほとんどではないでしょうか。

しかし世の中には、人を守るための警備の仕事があります。それは警備4号といい、一般的にボディーガードと呼ばれる仕事です。ドラマでよく見るような身辺警護の仕事はこれにあたります。

本記事では、人を守る仕事である警備4号についてご紹介します。

4号警備とは

4号警備とは

警備業法には1号から4号が存在し、それぞれ業務の内容は異なります。

その中で警備4号の業務内容は、いわゆるボディーガードです。警備対象者の生命と、その財産を守るのが役目です。

危害を与えようとしてくる人間から守るのは当然のことですが、それ以外にも自然災害や交通事故などの危険から対象を守るのも仕事に含まれます。

よくイメージされるSPと違うところは、民間の警備会社なので警棒の携帯は可能ですが、銃の所有はできません。

警棒もあくまで防御のためですので、気軽に使えるものではありません。大体の場合、その身だけで警備対象者を守らなければいけないということです。

4号警備の業務内容

4号警備の業務内容

身辺警護

警備対象者のすぐ近くで守ります。警備対象者は政治家や芸能人、大企業の役員などの有名人や社会的に大きな立場にある人が多いです。

それ以外にも、一般人の方も利用する場合があります。登下校時の子どもやストーカー被害で悩んでいる方の場合もあります。

株主総会警備

株主総会は株主と会社の役員が顔を合わせて業績などの話をしますが、その際に円滑に安全に進められるように危険物を持ちこんでいないか注意を払い、一部の株主が役員や他の株主に危害を与えるようであれば、その阻止をして警備対象者の安全を守ります。

会場警備

イベントが行われる会場での警備をします。

参加者の会場の出入りの管理や誘導をするのは警備4号ではなく警備2号の仕事になりますので、会場での警備の場合は警備対象者をそばで守ることになります。大勢の人がいますから、常に周囲に気を配らなければなりません。

送迎警護

移動時の身辺警護です。移動時の危険というのはとても多いです。

不意な交通事故に遭遇してしまったり、乗り物からの乗り降りの際は隙が多く狙われやすいので注意が必要です。車のドライバーを兼ねることもあります。

私邸警備

自宅で警備を行います。警備対象者がいる部屋の近くにいることもあれば、玄関のすぐそばや家の周囲から不審者がいないか見て回ることもあります。

犯罪の多い深夜や早朝などの時間帯での警備があります。

その他

盗撮のカメラや盗聴器などの発見と調査をすることもあります。

身辺警護の一つとしてストーカー対策がありますが、ストーカーの特定も業務内容である場合があります。

依頼前に確認しておきたいポイント

依頼前に確認しておきたいポイント

警備対象者

誰を守るのか、事前にちゃんと確認しておかなれけばいけません。

警備対象が女性の場合は男性のボディーガードだと心配な方もいらっしゃるでしょう、女性のボディーガードもいるので依頼される方は警備会社に要望を伝えておくと安心です。

警備理由

なぜ守ってほしいのか、理由がわかっていないと警備する側もいざという時の対処が十分にできない場合があります。ちゃんとした契約をするお仕事ですので、明確にしておきましょう。

脅威情報

具体的な危険が事前にわかっていると脅威の想定ができますし、それによって警備の内容も決まってきます。

警備対象者を守るためにもしっかり確認、伝達をしましょう。

警備日程

警備をする日程を決めておきましょう。どの日に危険があるのかを事前に把握しておき、スケジュールに合わせてボディーガードは行動します。

警備場所

警備が必要なのがどこの場所なのかをはっきりしておかなれけばいけません。

自宅なのかイベント会場なのかを警備会社に伝えましょう。場所によって想定される脅威の内容が違ってくるので、警備をする人は把握しておかなければいけません。

警備要望

上の警備対象者でもお伝えしましたが、女性のボディーガードもいるのでそういった要望があればきちんと伝えましょう。

他にも、個人的にやってほしくないことや注意してほしいことなどがあれば、遠慮せずに要望は伝えてください。

警備予算

警備の料金はリスクに応じて変わってきます。それによってボディーガードに求められるレベルが変わってくるからです。

警備対象者が置かれている状況がどんな状態なのか。想定される脅威対象はなんなのか。まずは、身辺警護を行っている警備会社に連絡をして、相談をしてから1時間あたりどれくらいなのか確認しましょう。

会社によって違いますが、1時間あたりの相場としては、リスクが低い場合は3,000円〜4,000円ほど、高い場合は8,000円〜9,000円ほどになります。

警備4号の依頼は必要であればためらわずに

警備4号の仕事はドラマに出てくるような危険な仕事ですが、ストーカー被害や子供を狙った犯行が絶えない今のご時世では必要な仕事です。

警察が動いてくれない状況で、頼れるのは民間のボディーガードだけになってくることもあります。警備してくれるプロがいるということで、心の安定にもなります。依頼される方は命を守るためですので、遠慮せず相談してください。