コラム
警備員の警備中のトイレはどうする!?トイレ対策や注意点について
仕事柄、警備員はトイレの休憩が取りづらい職業の一つです。尿意の我慢は集中力の低下に繋がってしまい、そうなると業務に支障を招いてしまいます。
警備員は大きく分けると「交通誘導」「雑踏警備」「施設警備」の3つがあり、それぞれ働く場所が違うのでトイレ事情も変わってきます。
今回は、警備員の警備中のトイレはどうするのか、それぞれの現場によっての違いや、依頼した警備員のトイレ対策・注意点について紹介します。
目次
警備員はトイレに行けない!?勤務中にトイレに行く場合
施設警備の場合
施設警備員とは、施設に在住し、警備を行う警備員のことを言います。勤務先は、スーパーや商業施設、オフィスビル、病院、学校などがあるでしょう。
施設警備員は、交通誘導警備員などとは異なり、屋内での勤務が中心となります。屋内の現場では、その建物に備わっているトイレを利用することができるので、その点においては安心できるでしょう。
しかし、好き勝手に行けるというわけではなく、大体の場合は、順番にトイレ休憩を取ることになります。
また、場所によっては一般利用者用と関係者用のトイレが分かれていることがあります。間違ってしまわないように、事前に確認をすることが大切です。
雑踏警備の場合
お祭りや花火、スポーツ大会、アイドルのコンサートなど、各イベント会場で、会場や周辺の警備を行うのが雑踏警備です。
コンサート会場ではトイレが設置されています。野外で行われるイベントでは、訪れる一般人用に用意されたトイレなどを利用することになるでしょう。
ただし、場合によっては、トイレなどを借りられる施設がないということも考えられます。その場合は、現場周辺の商業施設や、コンビニ、公衆トイレなどを借りるという方法もあります。
雑踏警備は雑踏する場所での警備ということもあり、トイレが混雑することが予想されるので、余裕を持って行動をすることが大切です。
交通誘導警備の場合
道路工事、工場現場周辺などで、自動車や歩行者を誘導したり、現場の入り口で立哨したりするのが交通誘導警備員の仕事内容です。
勤務場所は建設現場や、駐車場、高速道路や一般道路、イベント会場などがあげられます。現場の作業員が利用する仮設トイレが設置されることもありますが、場合によっては簡易トイレが設置されないことも考えられるでしょう。
人通りのにぎやかな場所であれば、近くにコンビニや、商業施設、ガソリンスタンドなどがあるので、そこでトイレを借りることができます。
いざという時に探して回ることがないよう、事前にトイレについて確認をしておくことが大切です。
建設現場の場合
建設現場での警備員の仕事は、重機や大型トラック、特殊車両などの出入りの交通整理を行ったり、歩行者を誘導したりして、事故が起こらないように見張ったりすることです。
建設現場の場合、警備員だけでなく、多くの職人さんたちも仕事にあたっています。
現場で働く職人の為に、現場敷地内に仮設トイレが設置されているので、警備員はそこのトイレを利用することができるでしょう。
警備前にトイレ関連で事前にお願いすべきこと
誰にも言わず持ち場を離れない
警備員は、常に現場にいることが求められる職業です。
もし、警備員が持ち場を離れているときにトラブルが発生したら、信用問題にも関わってくるでしょう。
トイレに行きたくなったら、必ず仲間の警備員に声をかけるようにしなければなりません。
仲間がいない場合は、現場監督や職人さんにひと声かけるなど、依頼した警備員には誰にも言わず持ち場を離れないようにお願いすることが大切です。
指定の場所以外のトイレに行かない
依頼した警備員の警備中のトイレでは、指定の場所以外のトイレに行かないようにお願いすることも大切です。
例えば、どうしても我慢できないからといって物陰で用を足し、それを誰かに見られると、会社の信用に傷をつけてしまうことになります。
仮設トイレや休憩スペース、施設内など、指定の場所があるならそちらを利用してもらうようにしましょう。
トイレ関連で警備員を雇う際注意すべきこと
水分は計画的に摂ってもらう
水分を取りすぎると尿の量が増えてしまい、頻尿になりやすいです。
また、コーヒーや緑茶にはカフェインが含まれており、利尿作用があるので、これらの飲料を飲むとトイレが近くなってしまいます。
トイレに行く機会は限られているので、水分は計画的に摂ってもらうことが大切です。
周りに相談してからトイレに行ってもらう
警備員の仕事はチームワークで成り立っており、何かあった時は連帯責任となります。
配置人数も決まっていることもありますし、勝手に持ち場を離れるわけにはいきません。
どこでトイレを使用するのか、トイレをするタイミングなど、周りに相談してからトイレに行ってもらうことが大切です。
警備員不足時は警備現場にいる方が交通誘導を代わる
交通誘導などは、歩行者や車に乗っている人の安全を守る大切な仕事です。
警備員が不在だと、持ち場が混乱したり、不測の事態が発生しやすくなります。
警備員不足時は一時的にでも警備現場にいる方が交通誘導を代わるようにしなければなりません。
警備員のトイレはきちんと対応しよう
警備の仕事は様々な現場で人命を守る仕事であり、そのためには現場に居続けることが大切です。
ただ、トイレは生理現象なので、ずっと我慢するわけにはいきません。
トイレに行く際には、指定の場所を利用するようにし、持ち場を離れるときは声をかけたり、警備員同士で相談したりすることが必要です。
警備員を雇う際は、トイレ関連のことにも気を配りしっかりと対応し、トラブルが起こらないよう防いでいくことが大事です。