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機械警備とは最新の警備方法!警備の種類からメリットまで詳しく解説!

機械警備とは最新の警備方法!警備の種類からメリットまで詳しく解説!

警備と言えば、以前までは実際に警備員が常駐・巡回するような方法が一般的でしたが、人材の確保やヒューマンエラーの発生など様々なデメリットがありました。

そういったデメリットを軽減するため、近年導入事例も増えているのが”機械警備”です。本記事では機械警備が何か、警備の種類や具体的なメリットについて解説します。

機械警備とは?

機械警備とは?

機械警備とは、「各種センサーを備えた機械によって現場の状況を管理する警備」のことです。

例えば住宅の警備システムを導入する場合、警備会社と契約した後、住宅内に様々な機械が設置されます。もし内部に空き巣などの侵入者が侵入した場合は、センサーを通じて機械が警備会社に通信を行い、通信を受けた警備会社から警備員が現場へ急行する仕組みです。

機械のみでは侵入者を捕らえることは困難なため、基本的には警備員など人の力がどこかで必要になります。

機械警備の種類

機械警備の種類

機械警備とは一口に言っても、実際に警備に用いられる機械には様々な種類があります。

ここからは、機械警備の場面で登場することが多い代表的なものを7つご紹介していきます。

監視カメラ

非常にポピュラーな「監視カメラ」を使った警備も、機械警備の一種です。

警備員が警備室から監視カメラの映像を確認するのはもちろん、近年では後述するセンサー類と組み合わせて、監視カメラによる監視体制も機械化していることが多々あります。

導入も比較的安価かつ手軽な上、何か事件が起きた際に映像のログをそのまま証拠として扱える等の理由から、今日でも機械警備の代表例となっています。

赤外線センサー

赤外線センサーは、人間の目には見えない光を検知することによって機能する機械です。

人や動物は基本的に常時身体から赤外線を放っており、それをセンサーで検知することによって何かが存在していることを伝えることができます。

機械現場の場面では常に警備するのが困難な場所や玄関などにカメラと合わせて設置することで、侵入者を検知した場合はすぐにカメラを起動し、その時の状況を証拠として残す用途に用いられます。

ただし、人通りの多い場所や温度変化の激しい場所では、思ったように機能しないことが多々あるので、注意が必要です。

ガラス破壊センサー

ガラス破壊センサーは、名前の通りガラスが割れたことを検知できるセンサーです。

警備システムとリンクしておけば、住宅などで何者かがガラスを割って侵入しようとした場合、即座に警備会社まで通知が行くような仕組みも実現できます。

直接ガラスに取り付けて「振動」を検知する”接触型”、天井などに設置してガラスの割れた「音」を検知する”非接触型”の2種類があります。

熱感知器

熱感知器は、センサーの周辺が高温になった場合に機能するセンサーです。

一般的には「火災報知器」などの機械に取り入れられており、侵入者を検知するというよりは、火災の発生などを検知する役割を担っています。

シャッターセンサー

シャッターセンサーは、文字通りシャッターの開閉を検知するセンサーです。

工場や倉庫、商業施設などにおいて、警備中に何者かがシャッターを開けた場合、それらを警備会社などに通知します。

マグネットセンサー

マグネットセンサーは、ドアや窓など侵入口になり得る部分の開閉状態を監視するセンサーです。

警備中に何者かによってそれらが開かれた場合、警備会社などに通知することで侵入を検知することができます。

ドローン

機械警備において、徐々に導入事例も増えているのがドローンです。

基本的に他の機械は本体を特定の場所に設置する必要があるため、施工費用がかかる上、複数監視したい場所がある場合は、その分だけ機械を導入しなければなりません。

一方でドローンの場合、ドローンを操縦することによって好きな場所を好きなように移動できるため、警備の自由度が高まるというメリットがあります。

実際の事例では、施設の天井付近から施設全体をカメラで監視したり、移動する不審者を常に補足して証拠を残したりと色々な活躍を見せています。

機械警備業務のメリットとは?

機械警備業務のメリットとは?

機械警備業務のメリットは、大きく分けて「人件費削減」と「肉体労働の減少」の2点があります。具体的にどういったメリットなのか、詳しく見ていきましょう。

人件費削減

機械警備における大きなメリットは、人件費を削減できる点です。

各種機械を正しく運用することによって、何か問題が起きた場合にだけ人材を派遣すれば良くなるため、日常的な巡回や警備に割く人員がほとんど必要なくなります。

もちろん、警備システムや機械の導入・設置費用はかかりますが、警備員に払う給料よりも機械を維持する費用の方が基本は安く済むので、長期的に運用する場合は機械警備にすることで大幅にコストを削減することが可能です。

肉体労働減少

機械警備を導入すると、人件費を削減できるだけでなく、警備員の肉体労働を減らすことができます。

警備はその場に立っているだけでなく、巡回をしたり、場合によっては走ったりと、運動量の多い仕事です。

そういった仕事の一部を機械警備で代替できれば、あまり体力のない方であっても、緊急時以外は特に何かする必要はほぼなくなるため、高齢の方でも警備に当たれます。

機械警備はこれからの定番手法

機械警備は、様々な情報技術が発達している現代において、警備業界の定番にもなりつつある警備手法です。

効果的に運用することによって、高齢者の方をはじめ、体力のない方でも警備が可能になるだけでなく、会社側としては人件費を削減できるというメリットもあります。

労働の負担も比較的少なめなので、警備員として働きたい方は機械警備を導入している警備会社を積極的に探すのがおすすめです。