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警備員は雨の日でも傘を使用しない?理由や雨天時の対応方法を紹介

警備員は雨の日でも傘を使用しない?

「警備員は雨の日に傘を使用する?」「傘を使わない場合の雨対策方法は?」などと疑問に思っていませんか?

警備員は雨天時でも両手を自由に使えるようにするため、傘を使用せずにレインコートやカッパを着用して業務を行います。雨の日には寒さ対策を実施して、誘導灯や反射材で存在を知らせることが大切です。

本記事では、警備員が雨天時に傘を使用しない理由や具体的な雨対策方法について解説します。雨の日の警備業務における注意点もまとめているため、ぜひ参考にしてみてください。

警備員は雨でも傘を使用しない

警備員は雨天時でも、傘を使用せず業務を遂行します。傘を使用しない理由は以下のとおりです。

  • 警備会社には服装規定がある
  • 傘を使うと迅速な対応ができなくなる

詳しく解説します。

警備会社には服装規定がある

警備会社では、警備業法に基づいた厳格な服装規定が設けられています。公安委員会への服装届の提出が義務付けられており、許可を得た制服のみ着用が可能です。

雨天時の装備についても、会社ごとに細かい規定が存在します。多くの場合、傘の使用は制限され、代替となる雨具の使用が推奨されています。

傘を使うと迅速な対応ができなくなる

警備業務では、不測の事態に備えて常に両手を自由に使える状態を保つ必要があります。傘をもつと片手が塞がってしまうため、緊急時に迅速な対応ができません。

不審者の制止や救急対応など、瞬時の判断と行動が求められる場面で傘は邪魔になる恐れがあります。そのため、警備員は傘を使用せず、両手が使える状態を維持しなくてはいけません。

雨天時の警備業務についての詳細は、以下の記事を参考にしてください。

傘を使わない警備員の雨対策法

雨天の警備員

警備員は傘の代わりに、様々な雨対策を講じています。具体的な対策方法は以下のとおりです。

  • レインコートを着用する
  • 帽子に雨除けカバーをつける
  • 滑り止め付きの靴を選ぶ

詳しく解説します。

レインコートを着用する

警備員は雨天時、透明または蛍光色のレインコートを着用します。透明なレインコートは、制服や腕章が見えるため、警備員であることが一目でわかるため安心です。

蛍光色のレインコートは、夜間や視界不良時の視認性を高めます。レインコートは両手が自由に使え、動きやすい設計になっているため、警備業務に最適です。

帽子に雨除けカバーをつける

雨天時、警備員は帽子に雨除けカバーを装着します。カバーは通常、透明または半透明の素材で作られており、視界を妨げることなく雨を防いでくれるため便利です。

雨除けカバーは帽子全体を覆うデザインが多いため、髪を濡らす心配もありません。カバーを使用すれば、顔や首元が濡れるのを防ぎ、長時間の屋外勤務でも快適に業務を行えます。

滑り止め付きの靴を選ぶ

雨天時の警備業務では、滑り止め付きの靴の着用が不可欠です。濡れた路面での転倒リスクを軽減してくれるため、安全に移動できます。

耐水性と通気性を兼ね備えた素材の靴を選べば、長時間の立ち仕事でも快適に過ごせるようになります。反射材付きの靴であれば、夜間や視界不良時の安全性も向上するため安心です。

雨の日に警備をする際の注意点

雨の日の警備員

雨天時の警備業務では、安全性と効率性の両立が重要です。とくに、寒さ対策と視認性の確保が優先事項となります。

雨の日に警備をする際には、以下の点に注意しましょう。

  • 寒さ対策を行う
  • 反射材や誘導棒で存在を知らせる

詳しく解説します。

寒さ対策を行う

雨天時の警備業務では、体温低下による体調不良に注意しましょう。警備員は防寒性と防水性を兼ね備えた衣類を着用することが大切です。

防寒対策として、吸湿速乾素材の下着や保温性の高いフリース素材の中間着の着用があります。雨を防ぎ汗は逃がしてくれる防水透湿性のある素材を使用し、長時間の屋外勤務でも快適に過ごせるよう配慮しましょう。

反射材や誘導棒で存在を知らせる

雨天時は視界が悪くなるため、警備員の存在を周囲に知らせるためにも、反射材付きの服装やLED付きの誘導棒を使用しましょう。反射材は夜間や薄暗い環境下で車のヘッドライトに反射し、警備員の位置を明確にしてくれます。

LED付きの誘導棒は雨や霧で視界が悪い状況下でも、遠くからでも警備員の存在を確認できます。警備で使う誘導棒の詳細については以下の記事を参考にしてください。

警備員と傘に関するよくある質問

最後に、警備員と傘に関するよくある質問に回答します。

  • 猛暑日に日傘をさして警備するのは問題ない?
  • 雨の日になると警備の仕事は休みになる?

猛暑日に日傘をさして警備するのは問題ない?

猛暑日の警備業務では、熱中症予防が最優先事項となりますが、日傘の使用は基本的に推奨されません。周囲の状況把握を妨げ、強風時に日傘の操作が困難になり、業務に支障をきたす可能性があります。

代わりに、遮熱性や通気性に優れた帽子の着用や、首元を冷やすクールタオルの使用が効果的です。また、定期的な水分補給と休憩を取れば、熱中症のリスクを軽減します。

雨の日になると警備の仕事は休みになる?

警備の仕事が雨の日でも実施されるかどうかは、警備会社や依頼主によって判断されます。たとえば、通常の雨であればそのまま警備業務が実施されますが、台風や豪雨などの悪天候時は休みになる事例が多いです。

勤務先の方針や現場の状況によって異なるため、雇用主や上司の指示に従いましょう。

まとめ

​​警備員は雨天時でも傘を使用せず、適切な装備と対策で業務を遂行します。レインコートや滑り止め付き靴の使用、反射材の活用など安全性と効率性を重視した対応が行われます。

猛暑日や雨天時の対応は、業務内容や安全確保の観点から決定される場合がほとんどです。警備会社は状況に応じた適切な判断と行動が求められ、警備員に適切な指示を出します。

適切な対応ができる警備会社は、警備員の教育が高い基準を満たしている傾向にあります。もし信頼できる会社に依頼したいとお考えであれば、警備会社紹介サイト「警備ドットコム」の活用をご検討ください。

雨の日でも対応してくれる警備会社を、最短即日で見つけられます。信頼できる警備員に依頼したいとお考えの場合は、ぜひご利用ください。