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工事現場で警備員の配置は義務なの?道路上の工事とそれ以外の工事の場合を詳しく解説

工事現場で警備員の配置は義務なの?道路上の工事とそれ以外の工事の場合を詳しく解説

工事現場で警備員を見かけることはよくあります。しかし警備員がいない工事現場を見かけることもあり、配置する必要があるのか疑問を抱いている方もいるでしょう。そこでこの記事では、工事現場に警備員を配置するのは必須なのか詳しく解説します。道路上での工事とそれ以外の工事に分けてわかりやすく解説するので、是非参考にして下さい。

道路上で行う工事は警備員の配置は必須

道路上で行う工事は警備員の配置は必須

道路上で工事を行う場合、道路使用許可を申請するよう道路交通法で定められていますが、警備員の配置に関する規定はありません。しかし自治体の条例では定められているケースが多いため、道路上の工事では警備員の配置が義務となります。警備員の配置が必要になるのは、主に道路交通法第77条に定められている工事です。そこには道路の工事だけでなく例えば排水溝や配管の工事、ガードレールの工事なども含まれています。

道路上の工事現場での警備員の仕事は、交通誘導が主です。そのため、警備員ではなく交通誘導員と呼ばれることもあります。道路上の工事が行われている時は車道や歩道を塞いでしまい、そのままでは車や人が安全に通行できません。そこで警備員が車両や人に危険を知らせたり、手旗や誘導棒で停止や減速の協力を求めたりして、円滑な交通になるようにします。具体的な警備内容として、まずは片側一車線規制があります。

これは対面2車線の道路で工事により1車線の使用ができない時に、車両を交互に進行させるものです。対面3車線の道路でも、1車線が使えない場合には車線減少規制を行い、警備員が適切な誘導をします。工事で車道が使えない場合は通行止めを知らせたり、迂回路に誘導したりするのも警備員の仕事です。歩道が使用できない時は、歩行者を代わりの通路などに誘導します。矢印板や回転灯などの安全施設に気を配り、誘導がスムーズにいくようにしているのも警備員です。

また、国家公安委員会や各都道府県の公安委員会が定めた特定の道路で交通誘導を行う場合には、警備員の配置基準があります。この配置基準は、特定の道路で交通誘導を行う際は、資格保有者を1人以上配置するというものです。資格とは交通誘導警備業務検定という国家資格のことで、1級または2級に合格した警備員を最低1人は配置して交通誘導を行う必要があります。このような警備内容は工事現場でよく見られるものですが、実は警備員の交通誘導は警察官による交通整理のような法的な強制力はありません。しかし円滑な通行や事故防止のために、警備員はなくてはならない存在なのです。

それ以外の現場は任意だが警備員の配置が望ましい理由

それ以外の現場は任意だが警備員の配置が望ましい理由

道路上の工事以外の現場では警備員の配置は任意となっていますが、以下のような理由により配置した方が良いと言えます。

安全対策

道路上以外の工事でも、道路を封鎖してしまうことは多々あるでしょう。例えば家の解体工事では重機の出入りが頻繁に行われ、周辺道路の交通に影響が出ます。この場合道路上の工事と同じように、警備員による交通誘導が必要です。さらに、工事現場内の車両に対しての交通誘導も必要でしょう。また、通学路に面した工事現場もよくあります。この場合最も安全なルートを判断し、子どもたちにそちらを通るよう誘導するのも警備員の仕事です。

子どもが工事現場に入り込むのを防ぐためにも警備員は必要でしょう。安全対策を考える上では、トラブルを未然に防ぐということも重要です。工事現場ではホコリやゴミ、水の飛散、騒音、悪臭など近隣に迷惑となる原因が多数あります。住民とのトラブルに発展する場合もあり、そのような時に業者や依頼主に代わり警備員が問題解決にあたるのです。工事の作業員が本来の業務に集中し作業をスムーズに進めるためにも、警備員の配置は必要不可欠と言えます。

会社の信用問題

工事現場での警備員の有無は、会社の信用問題にも関わるでしょう。警備員を配置することは、その工事を担当している会社の安全管理に関する意識が高いとの判断にも繋がるのです。つまり顧客からの信頼性が高くなると言えます。一方警備員を配置せず、交通トラブルや近隣トラブルに発展した場合、顧客だけでなく周辺住民や通行人などからの信用も失うことになるでしょう。

クレームが入ることや、警察に通報されることも考えられます。違法でないとしても現場に警察官が確認にくる可能性が高く、そうなると厄介です。警察官が来ただけで何か悪いことをしていると判断し、会社の悪い噂を流す人もいます。現代はインターネットで簡単に悪い口コミは拡散されるため、会社の信用問題はすぐに悪い方向へと向かっていくでしょう。やはり道路上の工事以外の現場にも、警備員を配置するのが無難です。

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警備員は工事現場に必要不可欠な存在

道路上の工事では、警備員の配置が各自治体の条例で義務付けられている場合が多くなっています。道路上以外の工事では警備員の配置は任意ですが、安全対策や会社の信用問題の点を考えると配置するのが望ましいと言えるでしょう。どのような工事現場でも、工事を事故なく安全でスムーズに終えるためにも、警備員の配置は必要不可欠です。