コラム

通行止めをする時に警備員が必要な理由とは

通行止めをする時に警備員が必要な理由とは

家の解体工事や道路工事などでは、道路を封鎖しなくてはならない事もあります。この時、警備員を配置する必要はあるのでしょうか。

警備員を配置する場合、どこに依頼すればいいのかわからないという人もいるかもしれません。ここでは、通行止めの際の警備員について詳しく解説します。

事前に知っておく事で、いざという時に安全でスムーズな通行止めを依頼することができますよ。

通行止め対応は交通誘導警備員の業務

通行止め対応は交通誘導警備員の業務

通行止めの対応をするのは、交通誘導警備員の義務です。

交通誘導警備員とは、道路工事などで交通整理を行う警備員の事を指します。人や車両に危険が及ぶ場所で、事故や負傷が発生しないように警戒するのが交通誘導警備員の仕事です。

もし、交通誘導警備員がいないと工事に人や車両が巻き込まれる事となり大混乱に陥ってしまいます。交通誘導を、交通整理と混同して捉える人もいますが、交通誘導とは根本から異なるのです。

交通整理というのは、事故や災害などで信号機が停止するなどトラブルがあった時に警察官や交通巡視員が行う事を指します。法的な効果もあるため、指示に従わなかった人を罰する事も可能です。

ですが、交通誘導警備員は通行止めである事を伝えられても、そこには法的な権限はありません。そのため、人や車両に対しては任意で協力を求める事が必要です。

通行止めをするときの準備

通行止めをするときの準備

いきなり通行止めをする事はできません。そのため、通行止めをするときには事前準備が必要なのです。ここでは、通行止めの準備について詳しく解説します。

迂回案内表示などの看板設置

通行止めをするには、まずは迂回案内表示などの看板を設置する事が必要です。ですが、どこにでも設置すればいいというわけではありません。そこには、きちんとルールが存在しているのです。

まず、人や車両の往来を妨げるような場所は避けましょう。工事の導流帯の手前と終点側に見えやすいように設置してください。

規制区域内の住人の対応

通行止めをした場合には、規制区域内の住人への対応も必要です。どういった工事をするのか、いつまで行うのかなどを詳しく説明します。また、迂回路についても住民にわかりやすく解説しておくとよいでしょう。

警備員を設置し安全確保の徹底

通行止めの看板を設置しても、規制区域内の人に説明をしても道路を通行しようとする可能性があります。

もし通行止めを無視して通行した場合、大きな事故に発展しかねません。特に、高齢者や子供の場合は看板に気づかない事もあります。

通行止めになっている事を知らずに通ってしまった場合には、トラブルを引き起こす要因にもなってしまうため、警備員を設置して安全確保を徹底する事が必要です。

道路使用許可証の取得

公道で道路工事を行う場合には、道路使用許可証の取得が必須となります。道路使用許可書というのは、人や車両の交通や安全に支障が生じる場合に申請をする許可書で、この許可書がなければ通行止めはできません。

道路使用許可証の取得をする場合、工事をする地域を所轄する警察署に申請します。ですが、私道や行政の管轄にない場合には対応方法が異なるのです。

私道というのは、所有者が自由にできる土地だと道路使用許可書がいらないケースもあります。ですが、建築基準法上の道路だったら、たとえ私道であっても通行止めにする事はできません。

工事などで、どうしても通行止めが必要な時には住んでいる地域の警察署か役所に相談するといいでしょう。通行止めは、公道か私道かによって対応にも違いがあるため、工事の前にはじっくりと検討する事が大切です。

安全でスムーズな通行止めをするには警備員を配置しよう

安全でスムーズな通行止めをするには警備員を配置しよう

通行止めをするのは、人や車両の安全を守るために必要な事です。そして、警備員だからといって誰もができる事ではありません。

現場にもよりますが、大型車両が入ってきたり重機も往来するなかで行うため柔軟な対応が求められます。道路交通法などの知識も必要となってくるため、詳しい知識を持った警備員が必要です。

たとえば、新人やアルバイトの警備員だと要領がつかめずうまくできない事も可能性があります。これでは、通行止めにした後で人や車両をうまく誘導できずに混乱してしまう可能性があるでしょう。

また、事故やトラブルへと発展するかもしれません。安全でスムーズな通行止めを行うためには、経験豊富なプロの警備員を配置する事が大切です。経験豊富なプロの警備員であれば、状況の変化によって臨機応変な対応をすることができます。

トラブルが起きた時にも比較的冷静に対処ができるため、大きな混乱を招く事はありません。通行止めを行う際には、プロの警備員を配置する事で安心安全な工事が可能になるのです。

警備の依頼に関しては、急な見積もりでも最短翌日対応可能な警備ドットコムへ気軽にお問い合わせください。低コストで依頼内容に合致したプロの警備会社をマッチングすることが可能です。

周囲の安全確保のために通行止めに警備員は必須

工事をしているところに、多くの人や車両が往来しては、混乱やトラブルが起きやすくなってしまいます。そのため通行止めをする際は、信頼のおけるプロの警備員が必要です。

また、通行止め警備を依頼する際は道路使用許可証など事前に準備する必要があるものを準備したうえで、依頼をすると良いでしょう。