コラム

駐車場警備員てどんな仕事なの?

駐車場警備員てどんな仕事なの?

警備員の仕事は主に安全を確保する仕事です。ビルを管理したり、工事現場の車の誘導など任務は様々です。その一つに「駐車場警備員」の仕事があります。

大規模な駐車場では必ず見かける駐車場警備員とは、主にどのような業務内容なのでしょうか。ここでは、その仕事内容と駐車場警備員になるための方法について詳述します。

駐車場警備員とは

駐車場警備員とは

仕事内容

日本には様々な娯楽施設や商業施設、公共施設が存在しています。そこに人が行くためには、電車や徒歩と同様に自家用車で向かう人が数多くいます。

そのため、そのような施設には大規模な駐車場が整備されていることが多いです。このような大規模な駐車場では、車の行き来が激しいため、それを安全に往来させることが大切になります。駐車場警備員の仕事は主に、車の駐車場への出入りや空きスペースへの誘導が主な業務になるのです。

この仕事は一見すると、誰でも出来そうな簡単な単純作業に見えます。しかし一歩間違えると、車同士の接触を引き起こしたりするなどの事故につながりかねない為、真剣に取り組まなければならない大切な業務であるといえるでしょう。

特に、駐車場の出入り口付近では、歩道に面している場合が多いです。その為、自転車や歩行者の往来があり、比較的事故が起こりやすい場所と言えます。そのような場所でも適切で安全に車の出入りを誘導することも任務の一つです。

他にも駐車場の車の中に、親が乳幼児を置いたままの状態で、買い物等をしていないかもチェックする仕事もあります。特に夏場では、エンジンを切った状態で乳幼児が放置されていると、熱中症などの危険もある為それを防止するのも警備員の大切な仕事です。

必要な理由

上記のような商業施設や公共施設に加えて、イベント会場などでも車で来場してくる人が多く、人が集まるような場所では安全対策のため、駐車場警備員は必ず必要になります。

基本的に駐車場でのトラブルを未然に防ぎ、車を安全に行き来させるのが業務ですが、もしもトラブルが発生した時にも、迅速に解決に向けて対応しなければならない為、駐車場警備員は必ず配置されるのです。一見すると駐車場では車のスピードも出ておらず、さほど危険はないようにも見えます。

しかし、車の物損事故等の3分の1程度は駐車場で発生しているというデータもある為、警備員の配置は必要になるといえます。

駐車場警備員が向いている人

駐車場警備員が向いている人

全体が見えて責任感のある人

警備する駐車場全体をきちんと把握しており、車がどのように動くのかといった動線を把握していることが大切です。

そして万が一自分が原因でトラブルが起きた時であっても、他人に責任を押し付けたりせずに、自分で責任を取れるような人が好ましいといえます。そしてどんなトラブルにも慌てず焦らず、迅速に対応して解決させることが出来る能力も求められます。

コミュニケーション能力の高い人

駐車場警備員には車好きの人や、運転が好きな人も多くいます。しかしそれだけではうまく務まるとも限りません。時には、車で来場した人とのコミュニケーションが必要になることがあります。

その為、人と接することが苦手な人はあまり向いていない可能性もあります。

体力に自信がある人

駐車場の広さは場所によって様々です。特に地方都市では車社会のため、様々な施設であっても大変広い駐車場を完備していることが多いです。

警備員はその広い駐車場で、車を安全に誘導しなければなりません。時には走ったりすることもあります。その為、体力に自信のある人のほうが向いているという事がいえるでしょう。

駐車場警備員になるには

駐車場警備員になるには

駐車場警備員になるための一番の近道は、警備会社に就職することです。ほとんどの警備会社では、駐車場警備の業務を担っています。この仕事は大変需要があるため、仕事には比較的簡単にありつける可能性が高いのがメリットです。

警備会社によっては、経験者を優遇するようなところもありますが、基本的に未経験者でも就業することが出来ます。さらに学歴等も関係ないため、やる気と体力、コミュニケーション能力等に自信があれば、就くことが出来る仕事と言えます。

そして、駐車場警備員になるための資格なども特に必要ありません。ですが警備業務の資格として、「警備員指導教育責任者」という資格があります。この資格を取得すれば、警備業務の専門知識や技能を獲得することが出来ます。

さらにこの資格は、警備の指導員の立場になるための資格でもあるのです。その為この資格を取得をすれば、キャリアアップを目指すことができるかもしれません。

安全第一が大切な仕事

このように駐車場警備員は、ガッツがある人であれば比較的簡単になることが出来ます。しかし、一歩間違えると人の命に係わる大切な業務内容です。

もし駐車場警備員になるのであれば、常に「安全第一]を考えて業務に取り組んだほうがよいでしょう。駐車場来場者や行き来する歩行者、そして自分の安全を考えて任務を遂行するのです。