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警備員に護身術が必要な理由|護身術の種類、注意点、学び方を解説

警備員に護身術が必要な理由|護身術の種類、注意点、学び方を解説

警備員が警備中に不審者に遭遇した場合は、声かけや制止、警戒を行います。その際、相手が暴れたり、攻撃してきたりする可能性も十分に考えられます。

警備員は、自分の身を守るため護身術の習得が必要です。この記事では、警備員の護身術について以下の内容を解説しますので、ぜひご参照ください。

  • 警備員が学ぶ護身術
  • 護身術を使用する際の注意点
  • 警備員が護身術を学ぶ方法

警備員に護身術が必要な理由

警備員に護身術が必要な理由

警備員は、不審者や万引き犯、窃盗犯、痴漢などに対処しなければならない場合があります。不審者が暴れたり攻撃したりしてくる可能性もあるので、自分の身を守るために護身術が必要です。

また、輸送警備では貴重品の運搬を警備、身辺警備は要人や芸能人を警備します。それを狙った不審者が現れる可能性が想定されるので、護身術を身につけておく必要があります。

警備会社に就職すると20時間以上の教育を受け、そのなかで護身術を学ぶので、基本的にどの警備業務につく警備員でも護身術を学ぶことになります。

警備員が学ぶ2種類の護身術

警備員が学ぶ2種類の護身術

警備員は、素手(徒手)の護身術と護身用具を使った護身術を学びます。

どちらもさまざまな技があるので、その一例を以下より解説します。

素手(徒手)の護身術

素手(徒手)による護身術は、攻撃ではなく主に相手からの攻撃をかわすためのものです。徒手の護身術では、以下の3通りの技を習得します。

【構え】

不審人物に声かけなどを行うときの構えです。万が一相手から攻撃を受けた場合でも、すぐに対応できる体勢をとります。

構えの姿勢には、正面の構えと、右、もしくは左に斜めに立つ構えがあります。どちらの構えでも両腕は自然に垂らしておき、膝は少し曲げて完全に伸ばし切らない状態を作ります。

【防御技】

相手からの攻撃を防御する技です。「体さばき」という、相手の攻撃をよけて腕を打ち払う技があります。

「体さばき」の中の「後ろさばき」という技は、相手が手で胸を突いてくることを想定した防御技です。体を斜め後ろに引きつつ相手の腕を打ち払います。

【離脱技】

相手に掴まれた際に離脱する技です。離脱技には、主に以下のような種類があります。

  • 「肘寄せ」「片手打ち回し」「片手外回し」:手首を掴まれた際、体を回転させながら相手の手を打ち払って離脱する技
  • 「突き離し」:襟元を掴まれそうになった際、相手の体を突き離して離脱する技
  • 「体沈め」後ろから抱きつかれた際、膝をまげて体を沈め、拳を相手の目の高さに振り上げて離脱する技

護身用具を使った護身術

護身用具を使う場合の護身術では、警戒棒、警戒杖、さすまた、盾などを使います。

ただしこれらの護身用具は、相手が武器を所持していたり、明らかに体格差がある場合に使用できるものです。警戒棒、警戒杖は相手を威嚇・牽制するのに用いますが、間に合わない場合は打撃に用いることもあります。

警戒棒は、基本的に片手で操作するものですが、両手で持って打撃する技もあります。警戒杖は警戒棒よりも長く、基本的に両手で持って操作します。

さすまたは柄が長く、相手が刃物を持っている場合でも距離をとりながら相手を取り押さえるのに使える護身用具です。

警備員が護身術を使用する際の注意点

警備員が護身術を使用する際の注意点

警備員が護身術を使用する際は、警備員の護身術はあくまで身を守るためのものであり、積極的に相手にダメージを負わせるものではないという点を意識する必要があります。

ただし、相手が攻撃してきた場合は、身の安全のため躊躇なく護身術を用いることも重要です。また、対処が難しい場合は一旦その場を離れて身の安全を確保し、各所への連絡が必要となる場合もあります。

とっさに動けるよう、新任教育でしっかり学ぶだけでなく、空手や柔道を学んで護身術を身につけたり、日頃から体を鍛えたりするのも1つの方法です。

警備員は会社で護身術を学べる

警備員は会社で護身術を学べる

護身術を学ぶのが初めてという場合でも、警備員になることは可能です。

護身術の心得がなくても、警備会社に就職すると新任教育で護身術を学べます。また、護身術を学んだとしても、警備内容によっては護身術をあまり使わない場合もあります。

護身術の心得がなくても警備員になることは可能ですが、警備員は基本的に体力仕事であるうえ、不審者からの攻撃に対処する可能性もある仕事です。日頃から体力をつけたり、体を鍛えておくなどして、万が一の場合に備えることも重要です。

まとめ

警備員は警備内容を問わず、業務中にトラブルや不審者に遭遇する可能性があり、声かけや制止といった対処が必要になります。万が一の危険にそなえて、自分の身を守るため護身術を習得しておくことが重要です。

護身術には素手で行うものと、護身用具を使って行うものがあります。警備員は警備会社に就職すると新任教育で護身術を学ぶことができますが、プライベートでも護身術を学んだり、体を鍛えておくのもおすすめです。

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