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警備員は年収が低い?平均年収や将来性や年収を上げるための具体策について解説!

警備員は年収が低い?平均年収や将来性や年収を上げるための具体策について解説!

警備員の仕事は年収が低いというウワサを聞いて、就職や転職を迷っているという方もいるのではないでしょうか?本記事では、警備員の仕事に興味がある方へ向けて、平均年収や将来性などをお伝えします。

警備員が年収を上げるために必要なことについても、具体的に触れてきます。警備員の仕事で高収入を目指したい方も、ぜひ本記事を参考にしてみてください。

警備員の平均年収はどのくらい?年齢や雇用形態別の平均年収

警備員の平均年収はどのくらい?年齢や雇用形態別の平均年収

最初に、警備員の年収事情からみていきましょう。

年齢別の平均年収

警備員の年収は、平均すると320万円前後となっています。年齢別の平均年収については、以下の通りです。

  • 20代:336万円~383万円程度
  • 30代:398万円~410万円程度
  • 40代:367万円~397万円程度
  • 50代:337万円~364万円程度
  • 60代:253万円~284万円程度

雇用形態別の平均年収

警備員の雇用形態は、正社員のほかに、「契約社員」、「派遣会社」、「アルバイト」、「パートタイマー」などがあり、雇用形態によって年収が異なります。各雇用形態別の平均年収については、以下の通りです。

  • 正社員の場合:340万円程度
  • 契約社員の場合:320万円程度
  • 派遣社員の場合:300万円程度
  • アルバイトやパートタイマーの場合:240万円程度

このように、警備員の年収は、年齢や雇用形態によって差があります。また、男女別によっても、年収が異なります。

男性警備員の平均年収は364万円ですが、女性警備員は274万円となっており、その差は100万円ほどです。警備業界は男性が多数を占めているため、男女で年収の開きが出てしまうのも仕方がないのかもしれません。

もちろん、女性でも、本人の努力や能力次第で、高収入を目指すことは可能です。

年収をアップするために必要なこと

年収をアップするために必要なこと

次は、警備員が年収を上げる方法について、解説します。

資格を取得する

警備員の仕事で年収を上げたいのであれば、資格の取得がおすすめです。なぜなら、資格を取得することで、手当がもらえたり、昇進や昇給のチャンスに恵まれやすくなるからです。

また、資格を取得しておけば、就職や転職活動時のアピールポイントにもなります。資格を武器にして、年収が高い職場を目指してみるのもよいかもしれません。

年収アップを目指す警備員におすすめの資格としては、「施設警備業務検定」、「警備員指導教育責任者」、「機械警備業務管理者」などがあります。

「施設警備業務検定」は、警備業法によって定められた国家資格です。1級と2級がありますが、1級を受けるためには2級に合格しておく必要があります。まずは、2級からチャレンジしてみるとよいでしょう。

「警備員指導教育責任者」は、警備業務に関する専門知識や技能を保有する人に与えられる資格です。講習を受講後に修了考査に合格すると、警備員指導教育責任者資格者証が交付され、警備員を監督する立場として働けます。

「機械警備業務管理者」は、機械警備に関する専門的知識や業務管理能力を保有する人に与えられる国家資格です。この資格を取得すると、機械装置の運用、維持管理、教育指導など様々な業務に携わることができます。

管理職を目指す

警備業界で長く務めるつもりであれば、管理職を目指してみるとよいでしょう。

管理職になると仕事の責任が増しますが、平社員よりも給料やボーナス額が高くなるため、年収が上がりやすくなります。

雇用形態を変える

年収を上げたいならば、雇用形態を変えるのも手です。最初の項目でもお伝えしましたが、警備員は雇用形態によって、年収に大きな開きがあります。派遣社員やアルバイトなどの非正規雇用は年収が低い傾向です。

年収を上げるためには、正社員として働くのが近道といえます。非正規雇用と比較して、正社員は、社会保険や福利厚生などの待遇面が充実していますし、社会的信頼が得やすいというメリットもあります。

転職をする

警備員の給料は、会社によってもばらつきがあります。中小企業よりも、大手の警備会社の方が社員の給料が高い傾向です。今の職場の年収に不満を感じているのであれば、思い切って転職を考えてみるのもよいかもしれません。

警備員の将来性

警備員の将来性

最後に、警備員の将来性についても、みていきましょう。

人手不足の業界

警備員は将来的にも安定して働ける仕事です。なぜなら、銀行、空港、ショッピングセンターなど警備員を必要とする現場が全国各地にたくさんあるからです。

警備業界は慢性的な人手不足という事情があり、求人数が豊富です。将来的に仕事がなくなることはまずないでしょう。

警備の資格やITの知識がある人材の需要は高い

警備業界では、遠隔監視システムやAIなどのIT技術の導入が急速に進んでいます。そのため、IT技術に詳しい人は活躍の場が広がりやすくなります。

これから警備員の仕事を目指そうと考えている人は、将来に備えてコンピューターやシステムについても勉強しておくとよいでしょう。

まとめ

本記事を読み、警備員の年収が低いと感じた人もいるかもしれません。警備員の年収は、本人の能力や経歴によって異なります。

資格取得、雇用形態のチェンジ、転職など年収を上げる方法は色々とありますので、あまり心配になる必要はありません。

警備員は需要が多い仕事のため、年齢を重ねても働けるのが利点です。警備業界で長期的に活躍したい人は、警備の知識のほかに、IT技術も身に着けておくとよいでしょう。