コラム
立哨の警備はきつい?立ちっぱなしの業務が大変と言われる理由や対処法を解説
立哨(りっしょう)警備は長時間立ちっぱなしであることが多く、体力的な負担が大きいです。しかし、休憩や仮眠の時間を設けたり、定期的に簡単なストレッチを行えば負担を軽減できます。
本記事では、立哨警備の実態やきついと言われる原因について詳しく解説します。きついと感じた時の対処法や施設警備との違いについてもまとめているため、ぜひ参考にしてください。
目次
立哨警備とは?
立哨警備とは、建物の入り口や特定の場所で立ったまま監視を行う警備業務を指します。業務の主な目的は、不審者や不審な車両の侵入を防ぎ、施設の安全を確保することです。
警備員が立ったまま監視すれば、異常をいち早く察知し、即座に対応できるようになります。施設の入口や重要なポイントに配置され、不審者の進入を防ぎます。
犯罪を未然に防ぐために、立哨警備は非常に効果的な方法です。より詳細を知りたい場合は、以下の記事を参考にしてください。
立哨警備がきついと言われる理由
立哨警備は、警備の仕事の中でもきついと言われています。理由をまとめると以下の通りです。
- 一日立ちっぱなしである
- 同じ姿勢を保ち続けなくてはいけない
- 足腰への負担が大きい
詳しく解説します。
一日立ちっぱなしである
立哨警備は長時間立ち続ける必要があるため、身体的負担がかかります。身体的に大きな負担となり、足や腰に痛みをもたらす可能性があるため注意が必要です。
たとえば、8時間以上立ちっぱなしでいると血流が滞りやすくなり、むくみや痛みが発生する恐れがあります。高齢の警備員にとっては、長時間の立哨は非常に過酷な業務です。
同じ姿勢を保ち続けなくてはいけない
立哨警備では、一定の姿勢を保ち続けなくてはいけません。同じ姿勢を長時間保ち続けるのは、筋肉や関節に大きな負担をかけます。
背中や肩、首に負担がかかりやすくなり、仕事外でも痛みや不快感が生じます。警備会社によっては1時間以上同じ姿勢を保ち続ける訓練が行われるため、身体だけでなく精神への負担も大きいです。
足腰への負担が大きい
立哨警備では、とくに足腰への負担が大きくなります。長時間の立ち仕事は下半身の筋肉や関節にストレスを与え、膝や腰に痛みを与えます。
屋外での立哨の場合、雨や風などの天候の影響を直接受けるため、身体全体への負担も大きいです。立哨警備は行動範囲が限られるため、身体を動かす機会も制限されます。
立哨警備がきついと感じた時の対処法
「立哨警備はきつい」という声は少なくありません。もし立ち続けるのが辛いと感じたら、以下の対処法を実施しましょう。
- 休憩や仮眠の時間を設ける
- 定期的に簡単なストレッチを行う
- 正しい姿勢を維持する
詳しく解説します。
休憩や仮眠の時間を設ける
立哨警備がきついと感じる主な理由は、長時間の立ち仕事による疲労です。疲労を軽減するためには、定期的な休憩や仮眠の時間を確保することが重要です。
たとえば、1時間ごとに5分程度の短い休憩を取るだけでも疲労感が大幅に減少します。勤務時間が長い場合には、昼休みや仮眠時間を設けましょう。
とくに夜間の勤務では、仮眠を取ることで集中力の維持が可能になります。夜間を含む24時間勤務の仕事内容について知りたい場合は、以下の記事を参考にしてください。
定期的に簡単なストレッチを行う
長時間同じ姿勢を保つ立哨警備では、血行不良になる恐れがあるため、定期的にストレッチを行うことが大切です。足の屈伸運動や背中の伸ばし運動を1時間に1回行えば、筋肉の緊張をほぐせます。
軽いストレッチは血行を促進し、疲労の蓄積を防ぐ効果もあります。立ったままできるストレッチを実践すれば、立哨中も体の負担がかかりません。
正しい姿勢を維持する
立哨警備では、長時間の立ち仕事が続くため、正しい姿勢の維持が重要です。正しい姿勢を保てば、腰や足への負担を減らし、長時間立っていても疲れにくくなります。
具体的には、背筋を伸ばし、肩をリラックスさせることがポイントです。体重を左右均等にかければ、片側に負担がかかるのを防げます。適度な休憩を取りつつ正しい姿勢を意識し続ければ、疲れにくい身体を作れます。
立哨警備より施設警備の方が楽な場合もある
立哨警備と比較して、施設警備は体力的にも楽な場合が多いです。施設警備では、座って監視する業務や巡回など、立ち続ける必要がない業務が含まれるため、体への負担が軽減されます。
たとえば、施設の受付業務では来訪者の対応や監視カメラのチェックなどが主な業務で、長時間の立ち仕事はありません。施設内を巡回する業務では、適度に歩くことで血行が促進され、立ちっぱなしによる疲労を防げます。
無理なく働けるようになるため、立哨警備が辛くなったら施設警備への移行を検討しましょう。
警備ドットコムなら立哨警備や施設警備まで幅広く対応
立哨警備は長時間立ちっぱなしであることが多く、体力的な負担が大きいです。身体に負担がかかりすぎると業務に支障をきたすため、立哨警備や施設警備に対応した警備会社に依頼するのがおすすめです。
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