コラム

コンビニ防犯の基本|防犯対策を犯罪別に解説

コンビニの経営にとって、万引きや強盗などの防犯対策は不可欠です。金銭的な損害を出さないため、また従業員やお客様の安全を守るためにも防犯対策が必要といえるでしょう。

この記事では、コンビニで行いたい防犯対策の基本について解説します。コンビニで起きる犯罪別の対策についても解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

コンビニ防犯の基本

コンビニ防犯の基本

コンビニ防犯の基本である、お客様への声かけと防犯カメラの設置について解説します。

お客様への声かけ

1つ目の防犯対策は、店員によるお客様への声かけです。

店員が店内を巡回していなかったり、死角が多かったりして「店員から見られていない」と思える状況は、犯罪を誘発しやすくなります。警視庁生活安全総務課による調査では、万引きの抑制要因として「店員あいさつ」が30%を超えていました。(参照:万引きに関する調査研究報告書

店員が定期的に店内を巡回したり在庫確認をしたりしながら、お客様に声かけを行うことで防犯効果が期待できます。声かけを行う際は、できるだけ顔を見ながら行うのがおすすめです。

防犯カメラの設置

2つ目は、防犯カメラの設置です。

防犯カメラがあることで「見られている」という意識につながり、犯行の抑制効果が期待できます。

万が一犯罪が起きてしまった場合も、カメラに映像が残っているので犯人特定や証拠として役立ちます。
従業員による内引きが起きていないか確認するのにカメラを活用することも有効でしょう。

コンビニ犯罪別の防犯対策

コンビニ犯罪別の防犯対策

コンビニ起こることが想定される犯罪は主に以下が想定されます。

  • 強盗
  • 万引き
  • 従業員による内引き
  • 違法駐車

この章ではコンビニで起こることが想定される犯罪別に、防犯対策を解説します。

強盗

1つ目は、レジの現金を狙った強盗です。

定員を常に複数名配置しておく

強盗の犯行は、店員やお客様の数が少ない早朝や深夜に起こりやすい傾向があるとされています。お客様が少ない時間帯であっても、店員を常に複数名配置しておくことが防犯対策になります。

レジに大金を入れない

また、レジに大金を入れないことも防犯の1つです。

万が一強盗に狙われて現金を持ち去られたとしても、レジに大金が入っていなければ被害額を抑えることができます。レジにはお釣りに必要な最小限の現金のみを入れるようにし、まとまったお金はバックヤードの金庫に移しておくのがおすすめです。

セルフレジを導入する

セルフレジも防犯効果が期待できます。通常のレジでは店員を脅して現金を引き出させる手口が横行していましたが、セルフレジだと従来のやり方で犯行を行いにくく、抑制効果が期待できます。ただし、セルフレジで一部の商品をスキャンせずに持ち帰る万引きの手口が横行しているので、万引きへの監視は必要です。

万引き

万引き

2つ目は、商品を精算せずに持ち帰る万引きです。

店内巡回を行う

万引きは、店員から見えない死角で行われることが多くあります。

定期的に店員による店内巡回を行い、死角を作らないようにすることが防犯対策となります。また、店内巡回時に積極的にお客様に声かけを行うことで、犯行の抑制効果が期待できます。

防犯カメラやミラーの導入

また、防犯カメラや防犯ミラーの設置も効果的です。防犯ミラーは死角ができにくくなると同時に、防犯対策を行っていることのアピールにもなります。

「見られている」という意識をお客様に持ってもらうことや、「防犯対策に力を入れている」とアピールすることで、犯行が起こりにくくなります。

従業員による内引き

3つ目は、従業員による内引きです。

レジから現金を盗んだり、商品を盗んだりするなどの内引きが発生する可能性があります。店員は店内を熟知しているので犯行が発覚しにくく、犯行の長期化や被害額の増大が懸念されます。

内引きには、防犯カメラの設置がおすすめです。店内だけでなくレジやバックヤードにも防犯カメラを設置することで、「見られている」「バレるかもしれない」という意識を持たせることができ、犯行の抑制につながります。

また、レジの現金や在庫数を頻繁に確認し、帳簿と現状に乖離がないか確認するのも、犯行の抑制や早期発見の効果が期待できます。

無断駐車

4つ目の犯罪は、コンビニの駐車場への無断駐車です。

コンビニの駐車場は、原則としてコンビニの利用客のみ使用が許可されています。コンビニの駐車場に無断で駐車したり長時間駐車している車があると、他のお客様が駐車できなくなり集客数が減ってしまう可能性があるので対策が必要です。

無断駐車に対しては、「無断駐車をした場合1万円の罰金を徴収します」といった張り紙をすることで抑制効果が期待できます。また、何度も無断駐車をしている場合は車の所有者を特定し、警告するという方法もあります。

まとめ

コンビニの防犯で重要なのは、「見られている」という意識をお客様や従業員に持ってもらうことです。

死角が多かったり店員の目が届いていないと感じさせる体制は、犯罪を誘引する原因となります。防犯カメラをつけたり店員による巡回や声かけを積極的に行ったりすることで、犯罪を抑制する効果が期待できます。

従業員だけで対策しきれない場合や、防犯対策を強化したい場合は、警備員の配置もおすすめです。警備のプロによる防犯対策を行うことで、お客様や従業員の安全を守りやすくなります。

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