コラム
守衛とは?配置するメリットや業者を選ぶ際のポイントを解説

「守衛を配置するメリットは何か?」「どのような警備会社を選べばよいのか?」などと悩んでいませんか?
守衛の配置は、企業の安全性向上やブランドイメージの向上、従業員の安心感につながるなど、さまざまな効果をもたらします。守衛を選ぶ際には、警備業法に基づく認定を受けた質の高い警備会社を選ぶことが大切です。
本記事では守衛の基本的な役割から配置メリット、信頼できる警備会社の選び方を解説します。配置時の注意点もまとめているため、ぜひ参考にしてみてください。
目次
守衛とは?
守衛は企業施設において、入退管理と安全確保を担う専門職です。ここでは、基本的な役割と警備員との違いについて解説します。
基本的な役割
守衛の基本的な役割は、施設への入退管理と安全監視業務です。来訪者の受付対応では、身分証明書の確認や訪問先への連絡、入館証の発行を行います。
24時間体制の施設では、夜間の警備業務が主な役割です。定期的な巡回により、設備の異常確認や不審者の発見、火災や事故の早期発見を行います。
守衛と警備員の違い
守衛と警備員の主な違いは、雇用形態と法的な位置付けです。守衛は企業が直接雇用する職員である一方、警備員は警備会社に所属し、警備業法の規制を受けています。
警備員は、20時間以上の新任教育と、年度ごとの現任教育の受講が法的に義務付けられています。一方、守衛には研修義務がないため、企業独自の判断で教育内容を決めることが可能です。
具体的な違いについては、以下の記事を参考にしてください。
関連記事:警備員と守衛との違いとは?仕事内容や法律、規制の違いについて解説
守衛を配置するメリット

守衛を配置するメリットをまとめると、以下の通りです。
- 犯罪抑止効果がある
- 企業ブランドイメージが向上する
- 緊急時に迅速な対応ができる
- 従業員の安心感につながる
- 来訪者への適切な対応ができる
詳しく解説します。
犯罪抑止効果がある
守衛がいるだけで、不審者は守衛の存在を認識すると侵入を諦める場合があり、犯罪抑止効果が期待できます。
常駐する守衛により24時間体制の監視が実現し、死角のない警備体制を構築できるでしょう。夜間の施設では、定期的な巡回により器物損壊や不法侵入を防止し、物的損失を大幅に削減できます。
企業ブランドイメージが向上する
守衛配置は企業の信頼性を視覚的に表現し、ブランドイメージを向上させます。来訪者は入館時に丁寧な対応を受ければ、企業の安全配慮に対して好印象を持ちます。
新規取引先との商談では、セキュリティ体制の充実が企業の信頼性評価にもつながり、ビジネス機会の拡大も期待できるでしょう。
緊急時に迅速な対応ができる
守衛は施設に常駐しているため、火災や地震などの緊急事態に即座に対応できます。
初期対応の速さが被害拡大を防ぎ、従業員と来訪者の安全を確保します。例えば、関係機関への通報や避難誘導、応急処置の実施により、被害を最小限に抑えることが可能です。
従業員の安心感につながる
守衛の存在は従業員の安心感を高め、業務への集中力を向上させます。とくに女性従業員は夜間勤務や残業時に、守衛がいるだけで不安が軽減されるケースがあります。
来訪者への適切な対応ができる
守衛は専門的な接客スキルにより、来訪者に対して質の高いサービスを提供します。道案内や施設説明、緊急時の対応など、総合的な顧客サービス提供を実現します。
多言語に対応できる守衛であれば、外国人観光客や海外顧客の満足度が向上し、国際的なビジネス展開にもつなげられます。
守衛を依頼できる業者を選ぶ際のポイント
守衛を依頼できる業者を選ぶ際には、以下のポイントを押さえましょう。
- 警備業法に基づく認定の有無
- 警備業務検定資格者の在籍状況
- 類似施設での実績と経験
詳しく解説します。
警備業法に基づく認定の有無
警備業法に基づく認定は、警備会社の信頼性を判断する上で重要な基準です。都道府県公安委員会から認定を受けた業者のみが、法的な責任を持って警備業務を提供できます。
認定業者は厳格な審査基準をクリアしており、財務状況と業務遂行能力を持つことが期待されます。認定を受けていない業者が警備業務を行うことは警備業法違反であり、そのような業者への依頼は避けなければなりません。
警備業務検定資格者の在籍状況
警備業務検定資格者の在籍数は、警備サービスの専門性を測る指標です。1級と2級の2段階で設定された資格により、警備員の技術レベルが明確に区分されています。
大手警備会社では、1級資格者が現場責任者として配置され、質の高い警備サービスを提供しています。資格保有者の比率が高い業者ほど、緊急時の対応力と日常業務の品質が優れていると言えるでしょう。
類似施設での実績と経験
類似施設での警備実績は、業者の専門性と対応力を判断する重要な要素です。オフィスビルや工場、病院など施設の特性に応じた警備ノウハウが必要です。
たとえば、医療施設では患者対応の経験豊富な警備員により、適切な接客サービスが提供されています。過去の実績を見ていく中で、最適な業者を選ぶようにしましょう。
守衛を配置する際の注意点
守衛を配置する際には、コスト管理と契約条件を把握しておきましょう。警備費用は基本料金に加えて、夜間・休日の割増料金が発生するため、年間予算の慎重な検討が必要です。
契約書では警備業務の範囲や責任の所在、緊急時の対応手順を明確に定義します。警備会社との定期的な打ち合わせにより、サービス品質の維持と改善を図ることが重要です。
まとめ
守衛を配置すれば、犯罪抑止とブランドイメージ向上、緊急時対応力の強化につながります。警備業務検定資格者の在籍状況と類似施設での実績を慎重に評価し、自社のニーズに最適な業者を選択することが重要です。
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