コラム
常駐警備と施設警備の違いとは?主な業務内容や業者に依頼するメリットを解説

常駐警備は、施設に警備員が常駐し24時間体制で警備を行う形態です。一方、施設警備は施設における警備全般を指し、常駐警備は施設警備の一形態として位置づけられます。
本記事では、常駐警備と施設警備それぞれの特徴や業務内容の違いについて解説します。施設警備における常駐警備を依頼するメリットも紹介しているので、警備会社への依頼を検討されている方はぜひ参考にしてみてください。
目次
常駐警備と施設警備の違いとは?

常駐警備と施設警備は、定義と役割だけでなく法律上の位置づけや区分も異なります。ここでは、具体的な違いについて解説します。
定義と役割の違い
施設警備は、建物やエリア全体の安全管理を担う警備業務全般を指します。施設警備には常駐警備、巡回警備、機械警備など複数の形態があり、施設の特性に応じて選択します。
常駐警備は施設警備における一つの形態として、警備員が施設に24時間常駐し、直接的な監視や管理を行うことが特徴です。施設の規模や用途に応じて、必要な警備員数と配置場所を決定することが重要です。
警備形態と業務内容の違い
施設警備は、警備計画に基づいて、施設全体の包括的な立案し実行する業務です。警備計画には防犯、防災、事故防止など多岐にわたる対策が含まれます。
常駐警備では警備員が施設内に常駐し、出入管理や巡回、監視カメラのモニタリングなど具体的な警備業務を実施することが基本です。緊急時には、即座に現場で対応できる体制を整える必要があります。
法律上の位置づけと区分
警備業法では施設警備を第1号警備業務として定めています。警備業法に基づき、警備会社は必要な許可を取得し、法令を遵守して業務に取り組まなければなりません。
常駐警備員には、警備業法に定められた教育訓練の受講が必須です。警備業務の質を担保するため、定期的な研修や講習を実施することが定められています。
施設警備における常駐警備の主な業務内容
常駐警備員は施設内での立哨や巡回を通じて、不審者の侵入や事故を未然に防止することが基本です。また、防災センターでは監視カメラや各種センサーを活用し、施設全体の状況を把握します。
出入管理では来訪者の受付や身分確認を行い、部外者の侵入を防止することが求められます。そのほかにも、施設利用者への案内や誘導など、サービス業としての側面を持つ業務を担うことが施設警備の特徴です。
施設警備で求められる常駐警備員の資質

常駐警備員には、以下の能力が求められます。
- コミュニケーション能力
- 警戒・監視能力
- 緊急時の判断力
詳しく解説します。
コミュニケーション能力
常駐警備員には来訪者や施設利用者との適切なコミュニケーション能力が必要です。丁寧な言葉遣いと態度で対応し、施設の印象向上に貢献することが求められます。
また、緊急時には施設管理者や関係機関との正確な情報共有が重要となります。状況を簡潔に説明し、適切な対応を迅速に行える能力が問われるでしょう。
警戒・監視能力
常駐警備員には、高い観察力と危機管理能力が求められています。施設内外の状況を常に把握し、異常の早期発見に努めることが重要です。
不審者や不審物の発見には、豊富な経験と知識が欠かせません。そのため、日々の警備業務を通じて、観察力と判断力を磨くことが求められています。
緊急時の判断力
緊急事態発生時には、冷静な状況判断と迅速な対応が必要です。事態の重要度を見極め、適切な初動対応が求められます。
関係機関への通報や避難誘導など、緊急時の対応手順を熟知していることが欠かせません。定期的な訓練を通じて、緊急時対応能力を向上させることが大切です。
施設警備における常駐警備を依頼するメリット
常駐警備を依頼すれば、以下のメリットが得られます。
- 24時間体制での安全確保ができる
- 犯罪を未然に防ぐ効果がある
- 施設のイメージと信頼性が向上する
詳しく解説します。
24時間体制での安全確保ができる
常駐警備では、警備員が24時間体制で施設の安全を確保でき、昼夜を問わず迅速な対応が可能です。
施設内の状況を常時監視すれば、事故や事件を未然に防止できます。緊急時には、現場での即時対応ができる点もメリットの1つです。
犯罪を未然に防ぐ効果がある
警備員が常駐すれば、犯罪抑止につながります。制服姿の警備員の存在自体が、犯罪企図者への心理的な抑止力となるからです。
施設内の定期的な巡回により、不審者や不審物の早期発見に貢献できることもポイントです。犯罪の芽を摘み取り、安全な環境を維持できます。
施設のイメージと信頼性が向上する
警備員の適切な接遇により、施設の印象向上につながることも特徴です。来訪者への丁寧な対応は、施設の価値向上に直結します。
安全性の確保は、施設の信頼性向上につながる点もメリットの1つです。警備体制の充実は施設の評価を高める重要な要素となっています。
まとめ
常駐警備とは、施設警備における形態の1つで、それぞれ異なる特徴と役割を持っています。施設警備を依頼する場合は、施設の規模や警備の目的にあわせて最適な警備形態を選択することが重要です。
警備会社選びでお悩みの方には、警備会社紹介サイト「警備ドットコム」の活用がおすすめです。豊富な実績を持つ警備会社とのマッチングにより、施設の特性に合わせた最適な警備プランを提案することが可能です。
常駐警備や施設警備のどちらも対応可能なため、プロの警備サービスをお探しの方はぜひご活用ください。
公式:警備ドットコム