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警備の管制業務とは?仕事内容・スキル・ポイントを解説

警備の管制業務とは?仕事内容・スキル・ポイントを解説

警備業務に必要なのは、個々の警備員のスキルだけではありません。警備現場に求められるスキルや警備員の特性・経歴を活かして、手配・配置を行う管制業務も重要です。

この記事では、警備における管制業務について、以下の内容を解説します。

  • 管制業務の仕事内容、流れ
  • 管制業務に必要なスキル
  • 管制業務を行う際のポイント

現場の警備を十分に行うには、管制業務も重要となります。管制業務について詳しくは知らないという方は、ぜひ最後までお読みいただき、警備業務を依頼する際の参考にしてみてください。

警備における管制業務とは

警備における管制業務とは

警備における管制業務とは、現場で警備を行う警備員を手配、配置する仕事です。

現場を巡回することはあまりなく、基本的に管制室で仕事を行います。管制管理の規模は現場によって異なり、数名〜数十名の警備員を手配する時もあれば、100名以上の警備員を配置する場合もあります。

警備の管制業務に求められるスキル

警備の管制業務に求められるスキル

警備の管制業務には、以下のようなスキルが求められる傾向にあります。

  • マネジメント能力
  • コミュニケーション能力
  • 交渉・調整能力

警備員1人ひとりの特性や経験、顧客からの要望に合わせて警備員を配置するので、マネジメント能力が問われます。また、警備員に連絡したり顧客とやり取りしたりすることがあるので、コミュニケーション能力も必要です。場合によっては、交渉や調整の能力も必要になります。

管制業務に就くための特別な資格はありませんが、警備業務に関する知識のレベルを判断するため、管制業務の担当者に警備業検定の所有者を採用するという方法があります。

警備に関する知識だけでなく、これまでの職歴で営業や手配業務を行なっていた経験が活かせる場合もあります。

警備における管制業務の流れ

警備における管制業務の流れ

管制業務は、以下のような流れで行います。

  1. 警備会社に出勤し、翌日現場に配置する警備員の人数や配置を考える。
  2. 決定したら警備員の手配を行い、必要な人員を確保する。
  3. 警備員1人ひとりに連絡をして、当日の警備内容や集合時間・場所などを説明する。
  4. 手配が完了したら、取引先に連絡をする。

警備に必要な警備員を確保できないとクレームにつながるので、管制業務担当者の責任は重大です。人数が確保できない、必要なスキルを持ち合わせている警備員が足りないといった事態も考えられるので、都度交渉や調整を行う必要があります。

管制業務を行う際のポイント

管制業務を行う際のポイント

管制業務には、トラブルやイレギュラーな事態がつきものです。不測の事態にも対応できるよう、体制を整えておく必要があります。また、現場に求められるスキルと警備員の特性とズレが起きないようにすることも重要です。

管制業務を行う際に重要となる、以下の2つのポイントについて解説します。

  • 緊急時やトラブル時にも柔軟に対応できる体制を作る
  • 警備員の特性や経験を活かして配置する

緊急時やトラブル時にも柔軟に対応できる体制を作る

1つ目のポイントは、緊急事態やトラブルが発生しても柔軟に対応できる体制をつくることです。

顧客の要望に合わせて完璧に配置を考えていたとしても、当日、警備員が渋滞や災害、突然の体調不良で遅刻・欠勤することは十分に考えられます。また、顧客から突然要望を変更される可能性もあります。

そういった場合でも迅速に対応し、警備業務に支障を出さないようにすることが重要です。

さまざまなリスクやトラブルを想定し、不測の事態にも柔軟に対応できる体制を整えておく必要があります。

警備員の特性や経験を活かして配置する

2つ目のポイントは、警備員が特技やスキルを発揮して十分な警備業務を行えるよう、警備員の特性や経験を活かして現場に配置することです。

警備員のスキルと配置箇所のミスマッチが起こると、スキルが発揮しにくくなるだけでなく、おもわぬ事故やトラブルにつながる可能性があります。

また、警備を行ううえで特に注意すべきポイントや求められるスキルも、場所、季節、時間帯、施設など現場によって異なります。ただ人数が合うよう配置すればいいというわけではなく、現場や警備内容の特徴や重要なポイントを熟知している必要があります。

それぞれの現場と、警備員それぞれが持つ特性や経験が合うよう配置を考えることが重要です。

まとめ

管制業務は、クライアントからの警備業務の要件を満たすよう、警備員を手配・配置する業務です。現場の特性と警備員ひとりひとりの経歴やスキルを把握し、円滑に警備業務を行えるよう警備員を手配・配置する必要があります。

管制業務には、イレギュラーやトラブルなど、不測の事態が発生することもあります。その場合でも警備業務に支障の出ないよう、迅速に対応できるような体制が必要です。管制業務に特別な資格は不要ですが、マネジメント能力やコミュニケーション能力、交渉・調整スキルが求められる業務です。

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