コラム
空港警備はきつい？仕事内容、やりがい、必要なスキルを解説
空港警備は、旅客の安全を守るため空港の施設内を巡回したり、保安検査場で手荷物検査をしたりする警備業務です。
空港警備は体力が求められることや、深夜・早朝のシフトもあって勤務時間が不規則になることから、「きつい」と言われることがあります。
この記事では、空港警備の仕事内容と「きつい」と言われる理由、空港警備のやりがいなどについて解説します。
目次
空港警備の仕事内容
空港警備の主な仕事内容には、以下のようなものがあります。
空港内の施設警備
空港を利用する旅客の安全を守るため、空港施設内を巡回しながら、不審者、不審物、犯罪への警戒、急病人の対応などを行います。
保安検査場での手荷物検査
飛行機に乗る旅客が持ち込み禁止のものを持ち込んでいないか、モニターや金属探知機などを使って検査します。
接客
道案内や迷子の保護、落とし物の対応などを行います。
空港警備がきついと言われる理由
空港警備がきついと言われる理由には、以下のようなものがあります。
- 集中力とセキュリティ意識が求められる
- 勤務時間が不規則になる
- 旅客とトラブルになることがある
集中力とセキュリティ意識が求められる
空港内の施設警備をする際は、高い集中力とセキュリティ意識が求められます。
不審者や不審物に対して常に警戒し、テロにも警戒が必要です。
乗客が多数詰めかける旅行シーズンや、深夜・早朝の勤務であったとしても気を抜かず、常に集中力と高いセキュリティ意識が求められるため、きついと感じることもあります。
勤務時間が不規則になる
勤務時間が不規則であることも、空港警備がきついと言われる理由の1つです。
フライトには深夜便、早朝便もあるため、シフトによっては深夜、早朝から勤務しなければならないこともあります。
毎日決まった時間に勤務できるとは限らないため、体力的に厳しいと感じることもあります。
旅客とトラブルになることがある
空港警備では旅客対応も必要になるため、時にはトラブルに発展する場合もあります。
検査に不満を持った旅客とトラブルになる可能性があったり、不審者がいれば対応をする必要があります。
クレーム対応に慣れていなかったり、トラブル続きだったりすると、きついと感じることもあるでしょう。
また、接客に慣れていない場合は、慣れるまでは接客対応自体がきついと感じることもあります。
空港警備のやりがい
空港警備はきついと感じることもありますが、以下のようなやりがいを持って働けます。
その1：空港や飛行機に関わる仕事ができる
空港や飛行機に関わる仕事ができるという点です。
空港や飛行機が好き、という人は空港警備に向いていると言えるでしょう。
その2：国内外の旅客に関われる
国内外の旅客に関われるという点です。
国内外のさまざまな人と接したい、旅行に関する仕事がしたい人はやりがいを感じることができるでしょう。
その3：空港警備は責任感のある仕事
空港警備は責任感のある仕事だという点です。
高いセキュリティ意識を持ち続けることは緊張感がありますが、空の玄関口を守っているという責任感や使命感を持って仕事をすることができます。
空港警備に必要なスキル・資格
空港警備に必要なスキルや資格について解説します。
空港警備に必要な資格
空港警備には、特別な資格は必要ありません。他の警備員と同様、警備員の欠格事由に当てはまらないことが条件です。
空港警備自体に資格は必須ではないものの、エックス線透視装置が設置されている現場では、空港保安警備業務検定2級または1級保有者を1名以上配置する必要があります。
警備会社に空港警備を依頼する際は、資格保有者がいるか確認しておきましょう。
体力
空港警備には、体力も求められます。勤務時間が不規則になることが多いため、体力に自信がない人は向いていないと言えるでしょう。
また、空港によってはかなり広い範囲を警備することになります。
長時間立ち仕事をしなければならないので、体力に自信がある人が向いていると言えます。
ビジネスマナー
1日でたくさんの乗客と接するので、警備員にも基本的なマナーが身についていることが望ましいでしょう。
ビジネスパーソンも多く空港を利用するので、ある程度のビジネスマナーは身につけておく必要があります。
語学力
語学力は必須ではありませんが、外国人観光客とのコミュニケーションが必要になる場面も想定されます。
基本的な語学力や、必要最低限のフレーズが言えるようになっているのが望ましいでしょう。
まとめ
空港警備は、空港の施設内を巡回して警備したり、保安検査場で荷物検査を行ったりする警備業務です。
空港の施設内は広く、体力が求められるほか、高いセキュリティ意識を常に持っていなければならないため、「きつい」と言われることがあります。
しかし、世界中からの旅客が行き交う場で業務を行えるので、グローバルな環境で働きたい人には適していると言えます。空の玄関口を警備しているというやりがいも感じられるでしょう。
空港警備を警備会社に依頼する際は、警備員のスキルや資格を確認しておくことが重要です。
エックス線透視装置が設置されている現場には、空港保安警備業務検定2級または1級保有者を1名以上配置することが義務付けられています。
また、接客を行うことも考えられるので、基本的なビジネスマナーや語学力を有していることが望ましいでしょう。
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